ウイルス感染後に疲労倦怠感が生じる理由についての研究がありました。発熱と疲労倦怠感は別のメカニズムで起きていて、モデルラットの脳内では、炎症性物質の1つであるサイトカイン「インターロイキン-1β (IL-1β)」が産生されており、神経炎症が起きていたそうです。
ウイルス感染に伴う疲労倦怠感は脳内炎症が引き金 | 理化学研究所
これらの結果は、脳内でIL-1受容体アンタゴニストの産生に障害が起きると、一過性の感染や炎症が治癒した後も疲労倦怠感が軽減されず、慢性化する可能性を示唆します。
今後、さまざまな病気に伴う疲労倦怠感の治療法の開発につながるものと期待できます。
上記の文章は特にウイルス感染後の慢性疲労症候群(CFS)と関係がありそうな気がするのですが、どうでしょうか。風邪をひいたあと、ずっと疲労感がとれなくなるというのはCFS発症によくあるパターンなので、気になります。