どこから来たの なぜ行くの
空を流れる虹の川
どこまで行くかも知らないけれど
ぼくらの気球は川下り
はるか旅するチョウの道づれ
オオカバマダラ(monarch butterfly)や、アサギマダラ(chestnut tiger butterfly)、ヒメアカタテハ(painted lady butterfly)といったチョウは、渡り鳥と同じように旅する“渡りチョウ”として有名です。
ポピュラーなオオカバマダラを描こうかと思ったのですが、翼の模様に魅せられてヒメアカタテハを描きました。
こんなにも小さい精密機械のごときチョウが、生まれる前の親の、そのまた親たちのいたふるさとへ、何世代もかけて旅をするというのは、本当に驚きです。
ヒメアカタテハはヨーロッパからアフリカまで渡るそうです。
気球に乗って大空を旅しているところへ、渡りチョウの群れに出会ったら、なんて素敵だろうと思って絵を描きました。
最近、体調が非常に悪く、また絵を描けるのだろうか、今回で最後になってしまうのでは、という不安に苛まれます。
それでも、CFSでも絵が描きたいです。下手でもペースが遅くてもなんでもいいので、描きつづけたいです。きっと絵を描くことでしか、得られないものがあるはずです。
しんどいからといって、ゲームやマンガや動画を見て一日を潰すこともできます。本当にしんどいときはそれらさえ疲れるほどです。
それに比べて絵や文章をかくのは、よりエネルギーを使います。しかしその分、残るものがあります。自分で創り出したものは、つらい時期を生き抜く励みを与えてくれる宝物です。
だからわたしは、ただ寝ているより、ちょっと無理してでも絵が描きたいです。