満月の夜はサンゴの産卵。満天の星とも下から降る雪とも言われる幻想的な景色が見られます。サンゴの間にちょこんと座って、マンタたちがダンスする下で、大切な人と過ごすのはいかがでしょうか。
ひとえにサンゴといえども、全世界には約800種のサンゴがいるそうです。
サンゴは複雑な生命体で、イソギンチャクやクラゲと同じ仲間のポリプが、石灰質の家また骨格を造って、その中に住むことで生きています。
さらに、ポリプは藻類と共生しています。ポリプは動物ですが、藻類の力を借りて光合成することで、栄養を得られます。
サンゴには、堅い石灰質の骨格をもつ造礁サンゴ(ハードコーラル)と、礁を形成しない軟体サンゴ(ソフトコーラル)があるそうです。軟体サンゴのDaisy Coralなどは海に咲く花のようです。
サンゴは5~9月にかけて、満月のころ、つまり潮の満ち引きが一番強くなって、卵を遠くに飛ばせるころを見計らって産卵するそうです。
今回はその様子をメルヘンチックに描いてみました。
絵を見てくださった方からは、「マリンスノー」だねということを言われたのですが、調べてみると、マリンスノーというのはプランクトンなどの粒子だそうです。
また、この絵から物語を想像して、海に住む女の子と街に住む男の子とが、年に一度、サンゴの産卵の日にだけ会うことができる、というファンタジーをつくってくださった方もいました。ロマンチックです。
ところで、この絵を描いているとき、熱が38℃あり、頭痛もしていました。ふだんはそこまで上がらないので、風邪かもしれないと思ったのですが、せきや鼻水などはなく、下がりました。CFSで疲れすぎると熱が上がるので、そのたぐいだったかもしれません。