「ぼくといっしょに宇宙に行こう」
スペースシャトルのマッコウクジラ
3,2,1,0 さぁ、出発!海の底はきらきら輝く
不思議がいっぱい深海宇宙
またたく光のシンフォニー
「みんなが宇宙の星なのさ」
ほしくず深海旅行
深海は光る生物で満ちています。深海に潜ることで有名なマッコウクジラといっしょに、星空のような深海旅行をしてみたいなーと思ったので、この絵を描きました。
深海の発光生物については前にナショナルジオグラフィックでニュースになっていたのが印象に残っています。
ニュース - 動物 - 海の発光生物:なぜ光る? - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)
2008年のノーベル化学賞は生物発光に関する研究に与えられたが、最新の研究によれば、この現象にはまだ解明されていない点が多いようだ。
生物発光の利点やその進化を調査した今回の研究では、動植物が光る物質を生成する方法には驚くほどの多様性があること、自ら発光することが確認されている生物の80%が海の中に住んでいることが明らかにされている。
…「つまり、彼らは死ぬまでの時間の大半をほとんど真っ暗な世界で過ごす。生物発光は、そのような環境ではとても役に立つ」とウィダー氏は説明する。
単に自らが進む方向を照らし出すだけでなく、食べ物や交配相手を探したり、捕食者を追い払ったりするのに自らの光を利用しているという。
実際の深海はもっと暗闇でしょうが、もしかすると深海の生物の光に対する感度はわたしたちよりずっといいのかもしれません。わたしたちもずっと暗闇にいると目が慣れてきますから…
深海と宇宙には共通点が多いだろうなぁと思います。
今回描いた生き物は、マッコウクジラと、ヒカリキンメダイと、デメニギスと、名前も知らないくらげさん、そして深海サンゴです。
海にもぐるスペースシャトルになってもらったのは、マッコウクジラでしたが、最近のニュースではアカボウクジラもひけをとらないのだとか。
ニュース - 動物 - 哺乳類最強の潜水能力?アカボウクジラ - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)
ある並外れた1頭は水深2992メートルまで潜り、またある1頭は138分間海中に居 続けた。
マッコウクジラは3000メートル程度まで潜水できる考えられているが、時間は最大で90分程度とされている。
クジラ類以外では、ミナミゾウアザラシが深度2000メートル余り、時間では最大120分ほどという。
目の下が発光するというヒカリキンメダイ、まるでSFの宇宙船のような外見をしているデメニギスもとても魅力的な魚です。
また、深海には宝石サンゴと呼ばれる美しいサンゴがいるというのも、最近初めて知ったことで、ますます海の中は面白いなぁと思いました。絵を描き始めてから、発見がたくさんあります。
検証!宝石サンゴ漁|特集まるごと|NHKニュース おはよう日本
宝石サンゴは深さ100メートル以上の深海に生息しているため、全貌の解明には時間がかかるといいます。
今までに描いた海の絵はスケッチブックにまとめてあります。今はギャラリーを作った労力からCFSの疲れがかなりひどくて、一週間絵を描けていないのですが、復活したらこれからもいろいろな絵を描きたいです。