今日の夜空はオーケストラ
動物たちも酔いしれる
ひときわきらめく一番星
背中に乗せてよ、キリンさん
きっとこの手が届くから
サバンナの星空の絵を描きました。友だちがアフリカの天文台で観測していたのですが、そこで見る夜空はえもいわれぬ美しさだったそうです。わたしは見たことがないけれど、その感動をイメージして描きました。
こだわったポイントがいくつかあります。
こだわったポイント
まず、星空は、暗くならないよう、いろんな色を混ぜて描くようにしました。じつはうちのプリンターと紙は安物を使っているので、暗い色がうまく印刷できないのです。光沢紙を使えばきれいなのですが、味わいのある表面のはがきに印刷することにしています。
次にキリンさん。キリンを描いてほしいとずっと家族から言われていました。でもシチュエーションが思い浮かばず、キリンの高さをいかした構図はなんだろうと一ヶ月くらい考えて、こんな絵になりました。
またキリンをデフォルトした絵で描かれていることは少ないのですが、キリンといえばまつげなので、それをしっかり描きました。
長いまつげが魅力的、ベルリンで生まれたキリンの赤ちゃん 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News |
最後に民族衣装。やっぱりサバンナの雰囲気を出すなら民族衣装じゃないと! とうちの子たちにふだん着ないような服を着せてみました。いつも見ているある方が、ずっと民族衣装のデッサンを練習しておられて、それがいい刺激になりました。
アイデアは尽きないもの?
最近、「これからも絵を描けられるだろうか…」と思うことがあります。アイデアが尽きたように思えて、何日か描かないこともあります。
今のところ、何度アイデアが尽きても、また描きたいものが出てくるのですが、いつまでもそれが続くのでしょうか。それともいつか尽きてしまうのでしょうか。
作家でもなく、単なる闘病の薬味として描いているのに、こんなことを考えるなんて滑稽ですが、わたしにとって、絵を描くことはほかに代えがたい楽しみなのです。描くことのできた作品はたとえ上手くなくても、わたしにとってはどれもかけがえのない宝物です。
今は幸い、体調が悪いがゆえに絵を描くことのできる時間と環境がありますが、いつまでもそうだとは限りません。できるなら、時が許す限り、楽しく描きつづけたいものです。