慢性疲労症候群の世界啓発デーに関連して、東北で唯一の専門医である、外旭川サテライトクリニックの、三浦一樹先生を取材したニュースの動画が出ていました。そのうち消えるかもしれないのでお早めにご覧ください。
(非公式ながらYouTubeに動画を上げておられる方もいました。
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慢性疲労症候群という病気をご存じでしょうか。日常生活が困難なほどの強い疲労感が続き、中には、寝たきりになることもある病気です。
聞きなれないこの病気の患者数は、全国でおよそ30万人、県内にも3000人いると見られます。この病気について、理解を深めてもらおうと取り組む、秋田市の医師に話を聞きました。
秋田市の外旭川サテライトクリニックです。慢性疲労症候群の世界啓発デーだった昨日から、建物を啓発カラーのブルーにライトアップしています。
最近寝ても寝ても疲れが取れない。
熱っぽい、体の関節が痛む。
慢性疲労症候群はだれもが感じる疲労感や、風邪の症状と似ているため、発症に気づきにくく、原因なども詳しく分かっていません。
こちらのクリニックには、東北で唯一の慢性疲労症候群外来が設けられています。
このクリニックの医師三浦一樹さんは、慢性疲労症候群を東北で治療することができる、ただ一人の医師です。
三浦さんのもとには、県内からだけでなく、東北各県から、月に60人ほどの患者が訪れます。
三浦先生「慢性疲労症候群は、疲労がまず、かなり強い疲労なんですね。そのために、生活が制限されちゃうとか、仕事ができないとか、学校に通えないとか、一番ご病気の方たちが辛いのは、じつはズルをしてるんじゃないかとか、気持ちがしっかりしてないんじゃないとかですね、もうちょっと精神的に鍛えなさいとか、そういうふうに言われているように感じてしまうんです」
原因不明の慢性疲労症候群は、大人だけでなく、子どもも発症する可能性がありますが、国の難病対策の助成対象には含まれておらず、完治するためには10年かかる人もいるそうです。
三浦先生「みんながみんな、このことをよく知っておられるわけではないんですよね。たとえばうちのこのサテライトクリニックではブルーライトアップをするわけですけれど、こういうイベントを通じて、こういう病気がある、そしてそれを診ている医者も看護師も、それから施設もあるよということを知っていただきたい」
三浦先生の診察を受けに来る患者の年齢層は20代から50代と幅広く、特に多いのは20代の女性ということでした。
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三浦先生の情報はこちらに載っています。
こうした動きを通じて、診療できる病院が増えてほしいですね。