サッカーFC東京のGK権田修一がオーバートレーニング症候群を発症していたことが発表されました。
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代表辞退のFC東京GK権田修一、オーバートレーニング症候群と判明 | サッカーキング記事によると、オーバートレーニング症候群について、次のように解説されています。
オーバートレーニング症候群とは、スポーツによる生理的疲労が回復しないまま積み重なって発症する慢性疲労状態のことを言う。
日常的なトレーニングで過度な負荷をかけ続けても、そのダメージを回復させるための休息や栄養が不十分になってしまった場合、パフォーマンスが低下してしまうなどの症状が出る。
また、疲れやすくなったり、全身にだるさが残ったり、睡眠障害や食欲低下に伴う体重の減少なども引き起こされてしまう。
原因はさまざまなストレスのよるホルモンバランスの崩れと言われており、重症になると競技に復帰できなくなってしまう可能性もある病気だ。
権田修一選手は、復帰のめどはついておらず、自宅で静養中とのことです。
オーバートレーニング症候群は慢性疲労症候群(CFS)と類似した病態と考えられていて、過去には、サンフレッチェ広島の森崎兄弟が、兄の和幸選手は慢性疲労症候群、弟の浩司選手はオーバートレーニング症候群を発症したことが知られています。
専門家の中には、「オーバートレーニング症候群は臨床的には慢性疲労症候群とほぼ同義である」と述べている人もいます。
実際に、運動部の過度のオーバートレーニングなどをきっかけに、慢性疲労症候群を発症し、不登校になってしまう生徒も少なくないと言われています。
オーバートレーニング症候群からの回復には長い年月がかかる場合があり、過去に同様の症状に苦しめられた森崎浩司選手や大久保嘉人選手、市川大祐選手、内田篤人選手らは、みな厳しい闘病を経験しました。
オーバートレーニング症候群の研究が進み、権田選手も速やかに回復するよう願いたいところです。