福岡市の医師であり、多発性硬化症と自己免疫性肝炎の患者でもある阿部円香さんが、ママ、なんで? びょうきのママにききたいのという絵本をつくったというニュースがありました。
【人の縁の物語】<27>ママの病気 絵本で伝え 難病の阿部さん 子ども向けに説明本 - 西日本新聞 |
幼い我が子に病気のことを易しく伝えるための絵本だそうです。
病気のこと、薬のこと、そして誰のせいでもないことを、易しく伝えられないか。そこで絵本作りを思い立った。画用紙に色鉛筆で、ずっといい子にしていなくても甘えていいし、病気でも笑顔で過ごせば楽しくなれることも書いた。
詳しい内容は出版社のページに書かれていました。病気の母親と子どものコミュニケーションを目的とした「難病や慢性疾患に使える本」のようです。特にどの病気に限った内容ではないのかもしれません。
書肆侃侃房 » 「ママ、なんで? びょうきのママにききたいの」
<本の構成>
【絵本パート(子ども向け27 ページ)】
【メッセージパート(大人向け21 ページ)】
・この絵本ができるまで
・専門家よりのアドバイス
・闘病ママ&家族たちよりのメッセージ
・あとがきに代えて
脳脊髄液減少症のマンガが発売されたときにも思いましたが、家族に病気のことをわかってもらうために、平易に書かれた書籍はとても役立つと思います。
慢性疲労症候群(CFS)ではなかなか使いやすいものがなくて、家族に読んでもらうとしたら、以前紹介したそのツラさは病気ですあたりかな、と思っています。
それでも、親族や友人ならともかく、子ども見向けでは決してないので、医師が編集にかかわった、もっとよい専用の本があれば、少しは説明しやすくなるのかもしれません。