どれくらい睡眠時間をとったか、ということは眠りの深さや疲労感とは関係がない、というニュースがありました。10時間以上眠っても疲労感がとれない人がいることを考えると、当然といえる研究結果かもしれません。
睡眠量と疲労感に関連なし、スウェーデン調査 国際ニュース : AFPBB News |
調査を率いたストックホルム大学ストレス研究所のトルビョルン・オーケルステット氏によると、結局睡眠時間の長さは「遺伝的な条件が関わっており、年齢と健康状態によって左右される」そうです。
この記事で注目に値するのは、以下のように書かれている部分です。
20歳の人は平均して8時間は睡眠を取るべきで、60歳の人は6時間で十分だという。
…20歳の脳はまだ発達中なので「もっと長く眠っても、まだ日中に疲労を感じることもある」という。
脳が発育途上にある若い時期に慢性的な睡眠不足状態におかれると深刻な害が及びかねない、という点を暗示しているように思います。
この記事では、「睡眠不足は結果として、免疫系の弱体化、2型糖尿病、心臓病、体重増加、職場での事故や交通事故につながる」とされています。