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【9/13】ADHDの子どもの報酬系の異常が投薬で改善

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化学研究所の水野敬先生によるADHDの研究が出ていました。以前書いた、【3/20】ADHDの子どもは脳の報酬系の働きが弱いと同じものと思います。

継続は報われる - Research Highlights - RIKEN RESEARCH行動異常の長期的治療により報酬反応が正常化することを脳画像で明らかに 継続は報われる - Research Highlights - RIKEN RESEARCH

 報酬系が弱い=集中しにくい

ADHDの子どもは報酬系の働きが弱いため集中しにくいそうです。

脳内の報酬情報処理においても異常が見られるため、患者が何かを達成しようとしたり、集中して物事をするなどの「動機付け」には極めて大きな報酬が必要となってしまう。

…脳画像解析により、OROS-MPH投与前のADHD患児では、低額報酬条件下で、報酬処理に関わる2つの脳部位(側坐核および視床)の活動が異常に低いことが明らかになり、報酬の感受性が低いことが分かった。

 しかしドーパミンを増加させるメチルフェニデートを三ヶ月間投与したところ、脳領域の活動に差がなくなったそうです。

 ADHDもメチルフェニデート(元リタリン、現コンサータ)も、議論を呼んでいる概念や薬ですが、エイメン先生も言っていたように、脳のイメージングで明らかにわかる異常があり、投薬が効く子どもがいるのは事実です。

治療がなされないと、成長期につまずいたり、二次的にCFSになったりする場合もあるようなので、本当に治療が必要な人には、正しい医療が行き届いてほしいと思います。

水野先生は疲労と意欲の関係を研究しておられて、今年の疲労学会では田島先生と「小児の疲労」について話しておられたようです。

 

 


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