がん抑制遺伝子p53が、24時間のリズムを刻む体内時計にも関与していることが、京都大医学研究科の三木貴雄助教授の研究によりわかったそうです。
がん抑制遺伝子、体内時計に影響 京大発表 : 京都新聞 |
p53がうまく働かないと細胞のがん化が進むだけでなく、1日のリズムが不規則になるなど、体内時計もうまく働かなくなったとのこと。
不規則な交代勤務でがん発症のリスクが高まるなど、体内時計の異常とがん発症の関連が指摘されていることから、薬剤によって体内時計のリズムを正すことが、がん治療に有効な可能性もあると書かれています。
体内時計の乱れが がんや生活習慣病と関連していることは、このブログの以前の記事でも取り上げました。
わたしのように、病気のため体内時計が乱れて戻らないような人の場合も、同じリスクがあるのかもしれません。以前読んだ本には、概日リズム睡眠障害の治療薬が見つかる可能性について書かれていましたが、治療の幅が広がってほしいと思います。