腸内カンジダ菌の増殖がアレルギー疾患を悪化させるメカニズムが解明されたそうです。
「近年、腸内細菌のバランスの乱れが、腸管以外の全身にも影響を及ぼし、肥満、糖尿病、アトピー、喘息などの疾患さえも生じることも知られるように」なり、注目を集めています。
共同発表:腸内細菌のバランスの乱れが、喘息を悪化させるメカニズムを解明—新しい発想のアレルギー治療へ—
1) ある種の抗生物質の服用により、腸管内でカンジダが増殖する。
2) カンジダからプロスタグランジンE2が産生され、血液を介して肺に到達する。
3) 肺内でプロスタグランジンE2がM2型マクロファージを増加させる。
4) 増加したM2型マクロファージが喘息などのアレルギー性炎症を悪化させる。
カンジダ菌の増殖は慢性疲労症候群と関係がある場合があるそうですから、このあたりのメカニズムが解明されれば、疲労症状が和らぐ人もいるかもしれません。