わたしは気軽に映画を見れるような体調ではありません。映画館に行ったのは、旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ(2009年)とオーシャンズ(2009年)以来なので、たぶん4-5年ぶりです。
でも今回は自然を舞台にした3Dの映画があると聞いて、がんばって見に行くことにしました。
映画『ネイチャー』大ヒット上映中 |
音過敏と光過敏なので、耳栓とブルーライトカットメガネ持参です。映画館とか遊園地の音響は耳栓した状態ぐらいがちょうどいいです。
つづきに感想を書きたいと思います。見ていない人はネタバレ注意ですが、そもそもネタバレを気にするような内容ではないかもしれません。
ネイチャー3Dの感想
映像は立体でとても美しかったです。お気に入りはサンゴ礁の下で、ミノカサゴが魚の群れを追いかけるところです。やっぱり、水の中の映像が大好きです。
良かったところ
何よりも3Dがよかったです。さすが苦労して撮られただけあって、どの映像も大迫力の3D。特にウロコや毛のひとつひとつまで見える接写部分は感動しました。
悪かったところ
全体的にかなり単調です。有名で見栄えのする動物はあまり出てきません。いくつかの種類の動物を追ったものなので、種類は少なめだと思います。公式サイトに写っている動物でほぼすべてと考えてもいいと思います。
ナレーターの滝川クリステルさんも、ちょっと合っていない気がしました。もう少しいきいきとした語り口の声優を起用したほうがよかったのでは?と思いました。
もし映画館で3Dで見ないなら、ふだんテレビでやっているドキュメンタリーと変わらないか、むしろそちらのほうが面白いのでは?と思ってしまいます。
注意点
動物が食べられているシーンは出てきますが、極力映さないように配慮されています。
しかし虫が食べられるシーンやわしゃわしゃと沸いてくるシーンは迫力なので、虫が苦手な人は要注意です。
全体的な感想
最後にオマケ映像で撮影の裏側というのが4分ほどあったのですが、それが一番すごかったです。カメラをもって砂漠や海や氷点下の高山などを駆け巡り、辛抱強く撮影している様子は苦労のほどを感じさせました。
むしろ「NATUREの裏側」としてドキュメンタリー映画をやったほうが面白いのではないかと思います。
不満点はあるとはいえ、自然界の雄大さや繊細さを3Dで見れる映画としては素晴らしいので、できれば、このままシリーズのように続けていって、毎年、NATURE2や3をやってくれれば…と思いました。
かなり気持ち悪かったフランス映画のオーシャンズに比べて、しっかり家族向けになっているのも良いところです。
ぜひ海が舞台のものも作ってほしいです。