さらさら落ちる砂の音
ぼくと君との砂時計
月はめぐって年を越え
新芽が萌えいで落ち葉は積もるこのままずっと君といたい
けれども砂はもうわずかふたりで何ができるだろう
何を話せばいいだろうぼくらがいなくなる前に
君との時間が尽きるまで
君との時間が尽きるまで
前々から描きたかった、砂時計をモチーフとしたイラストを描きました。
まだ20代なかばなのに、こんなことを描くと笑われそうですが、最近、時の過ぎる早さと命のはかなさを感じます。
大切な人ともっと時間を過ごしたいのに、それが実現しないまま半年が経ち、一年が経ち、とても残念な気持ちになります。
自分にとっても相手にとっても、最良の月日を無駄に過ごしてしまっているように思えて切なくなります。
CFSの12時間睡眠のわたしにとって、一日は、普通の人よりはるかに短いです。たぶん一生も短いと思います。
今はまだ若いので、CFSにしてはそれなりに動けますが、もうちょっと年を取ると、体力が落ちて、寝たきりになるかもしれません。
わずかな時間とわずかな体力
今回書いた砂時計の絵にはちょっとしたテーマがあります。砂時計の影を見ると、砂はすべて落ちきっていて、ふたりの姿もありません。
時間は限られていて、ほんのもう少ししたら、わたしも、わたしの大切な人もいなくなってしまう…楽しい時間は永遠ではない…そんなはかなさを描きました。
それまで、このわずかな体力を何に用いたら良いのでしょうか…。どんな時間を過ごせばよいのでしょうか…。
いつも「できてないことより、できたことを考えたほうがいいよ」「悩みすぎだよ」と言われます。本当にそうだと思います。
まだまだ認知行動療法が身についていません。
悔いが残るか残らないかは、どんな選択をするかより、どんな考え方をするかにかかっているかもしれません。
できなかったことについ目が行くなら、どんな良い選択をしても後悔が残るでしょう。
できたことを喜ぶなら、ほどほどの選択でも、満足できるでしょう。
わずかな時間とわずかな体力です。できることはほんのわずかです。
でも、よく考えて選び、できたことに目を向けることで、大切な人とともに満足のいく人生を送っていきたいと思います。