早く家に帰らなきゃ!
急いで家に帰らなきゃ!
晩ごはんに遅れちゃう!荒波うずまきなんのその
ねこもしっかりつかまって!
ぜんそくりょくで飛ばすから走って走って飛び跳ねて
ぼくらの家はすぐそこだ!
晩ご飯に遅れちゃう!
ゆめまな物語を一度終わらせるにあたって描いた4部作の二枚目です。
嵐の海を馬車で走る! というアイデアを思いついたので絵にしてみたかったのですが、実際に予想以上の絵が描けて満悦しています。
思ったことを絵にできるのってすばらしいことですね! わたしはこれまで、見本がないと描けない人でしたから、最近、自分のアイデアの通りに描けるようになったということの喜びは相当なものです。
もちろんそうなってくると、今度は思うようにアイデアが湧かないという次の苦しみが生じるわけですが…これもまた訓練すれば改善できるものなのでしょうか。
この絵のアイデアは、海の上を馬で走る、と書かれていたある文章からパッと思いついたものです。いろいろなアイデアを得るためには、いろいろな作品に触れる時間も大切かもしれません。
◆馬と金色の表現
もちろん、今回は完全にイメージで描いたわけではなく、馬や嵐の海は、いろいろな画像を検索してみました。しかし模写ではなく、絵としてはわたしのオリジナルです。
馬を描くときに金色の装具をつけました。じつはわたしの好きな絵師さんに、金色の表現がとても上手い方がいるので、その人の絵をじっくり見ながら塗りました。
わたしは金色というとつい黄土色で塗ってしまいがちだったのですが、意外に明るい黄色や白味がかった白金のような色、そして暗い赤みがかった茶色も含まれていて勉強になりました。
まだまだその人の表現力には到底及びませんが、描いていて楽しかったです。
◆嵐の海
嵐の海は、一応星も見えているように描いたので、曇天というわけではありません。
海の波打つ水の表現は、適当に描いていたら、なんとなくそう見えるようになったという感じで、今一歩技術としては習得しそこねた気がしました。
波や水しぶきを描くのは以前からとても苦手で、まだコツがよくわかりません。また機会があれば練習してみたい分野です。
星空も最近は描き方が決まってしまってマンネリ化してしまっているので、いろんな作家さんの作品を見て勉強したほうがいいかもしれません。
そんな感じで勢いで描いたともいえる今作。あと二枚で冒険はいったん終わりです。