体内時計の研究で有名な山口大学の明石真教授の研究グループが、体内時計の調節にインスリンが関与していることを発見したと述べていました。
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インスリン体内時計調節 山大教授ら解明 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
◆マウスにインスリンを阻害する物質を与え観察を行ったところ、食事による肝臓の体内時計の調節が遅れることを確認
◆インスリンは肝臓や脂肪などの食事と関係の深い臓器の体内時計に強く作用
◆誤ったタイミングのインスリン注射によって体内時計のずれが発生する可能性
食事によって体内時計が調節されることは前からわかっていましたが、インスリンが関係していたのですね。
別の研究で、インスリンが記憶に関与しているとの報告もありました。
インスリンが飲み薬になり、2年以内に治験が始まるというニュースもありました。
インスリンを飲み薬に 神戸学院大など、糖尿病患者の注射不要 :日本経済新聞
もしかすると、いつか、インスリンの飲み薬が概日リズム睡眠障害の治療薬になる日もくるのかもしれません。