見えた見えたよ見えてきた
ぼくらの目指すあのお城分厚い雲に覆われて
くじらたちが舞い降りたはるかな山にそびえたつ
そらくじらの宮殿へはてなく思えた道しるべ
崩れた崖を這い登りついにぼくらはやってきた
くじらの王に会うために
そらくじらの宮殿
はるかな山の上にあるお城を目指す冒険ファンタジー「そらくじらの宮殿」を描きました。
わたしのイラストとしては珍しい「冒険ファンタジー」ものです。いつもメルヘン路線でやってきましたが、無性に描きたくなったのです。
冒険ファンタジーは今まで描いていなかったわけではなく、昔からよく描いていたジャンルです。冒険RPGと一緒に育った世代なので、とても馴染み深いです。
しかしわたしが剣と魔法の世界を描くわけにはいかなかったので、ずっと描くのをやめていました。メルヘンの世界に剣や銃など殺伐としたものを持ち込むことはできません。
ところが、インターネットでお城の写真を見ているとき、突然アイデアが浮かんで、ファンタジーはなにも、戦いがテーマでないことに気づきました。ファンタジーな世界観のなかをまさに「冒険」するようなイラストを描けばいいのです。今までは画力が足りなくて、冒険は描けなかったけど、今なら描けるかも、と思いました。
そこで、物語の挿絵風なタッチで、そらくじらの宮殿を描きました。ゆめまなにも、それらしい服を着せてみました。お城は模写かと聞かれましたがも、そうではありません。参考に見たイラストや写真はありますが、完全にオリジナルで描いています。
記念すべき冒険ファンタジーもの第一作は、けっこうみんなに好評で嬉しかったです。
ギャラリーはこちらです
睡眠の問題は意志の弱さではない
最近のわたしの体調ですが、カタプレス(血圧の薬)を元に戻したおかげで、睡眠リズムが正しくなるようになりました。日が変わる前に寝て、朝に起きるというとても正しいリズムになっています。このまま続くとは思えませんが、ひとまず安心です。
概日リズム睡眠障害を抱えていると、いろいろな人の予定に合わせられなくなります。
たとえぱ非24時間型だと、毎日寝る時間と起きる時間が変わるので、毎週の決まった予定などに合わせることができません。
そうすると、大事な予定と睡眠時間帯が重なってししまうこともしばしばです。大事な予定なので、なんとか起きていたいと思うのですが、眠すぎて寝てしまいます。あるいは無理やり起きようと思っていても起きることができません。
そうすると、眠ってしまう、あるいは起きられない自分の意思の弱さをとても残念に思うことがあります。気持ちではなんとか起きて予定に合わせたいと強く願っているのに、身体のほうは言うことを聞かず、結局寝続けてしまうのです。
こうしたことが続くと、自分のふがいなさを感じて落ち込むことがあります。もしあのとき頑張って起きていれば、楽しい時間を過ごせたかもしれない、自分の意思の弱さにはがっかりだと感じます。
しかし、友人が言ってくれたことですが、それは意思の弱さではなく、生理的に不可能なことです。言ってみれば、真夜中にたたき起こされて、仕事に行けと言われているようなものだからです。
健康な人でも、そうするのは非常に負担を感じることでしょう。ではわたしのように、概日リズム睡眠障害と慢性疲労症候群を併発している人にとっては(実際に診断名はその2つを書かれます)不可能に近いことです。
このように概日リズム睡眠障害は、意志の弱さと誤解されることがあります。特に覚えておきたいのは、周りの人がそう非難するだけでなく、本人がそのように感じて、自分を責めてしまうことがあるということです。
しかし、わたしのような非24時間型はもちろんのこと、極端な夜更かし朝寝坊となる睡眠相後退型(DSPS)も、怠けや意志の弱さでは決してありません。
このブログの概日リズム睡眠障害についての解説記事では、その部分をわかりやすく説明しているので、概日リズム睡眠障害を抱えていて周りに責められたり、自分のことを情けなく感じてしまうという人はぜひ読んでみてください。
[[夜眠れず朝起きられない「睡眠相後退症候群(DSPS)」にどう対処するか(1)DSPSとは| いつも空が見えるから>http://susumu-akashi.com/2012/09/dsps/]] |