今のところ米国の臨床試験の話になりますが、大日本住友製薬の米子会社であるサノビオンが、dasotralineという新規ADHD治療薬の開発を進めているというニュースがありました。
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dasotralineは、ドーパミンとノルエピネフリンの再取り込みを阻害するDNRIと呼ばれるタイプの薬で、1 日1回使用する、効果が安定して長持ちするタイプだそうです。
現在の試験では、大人のADHDの患者への効果が認められていて、子どもへの臨床試験も進行中とのことです。
日本では今のところ、ADHDの薬として、中枢神経刺激剤のメチルフェニデート製剤のコンサータと、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬のストラテラ(アトモキセチン)が使われていますが、これからADHDの治療薬の選択肢も増えていくのかもしれません。
ADHDの治療をすると慢性疲労症候群(CFS)の症状が軽くなる人もいるという話ですから、注目したいところです。
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