慢性疲労症候群の実態調査のの結果がNHKで報道されていました。別の報道機関のニュースも見つけたら追記したいと思います。
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この調査は、昨年実施された厚生労働省の研究班、聖マリアンナ医科大学大学院難病治療研究センターの遊道和雄教授のグループによるもので、全国の11歳から84歳までの患者251人のデータが集まりました。
その結果、以下のようなことがわかったといいます。
■30%が寝たきりで、家から出ることができない重い状態。
■75%が、眠れないほどの激しい痛みや強い痛みを感じている。
■63%が痛みの影響で眠りが浅い状態。
■就学時に発症した患者の57%が通学を続けられない。
■75%が、眠れないほどの激しい痛みや強い痛みを感じている。
■63%が痛みの影響で眠りが浅い状態。
■就学時に発症した患者の57%が通学を続けられない。
まず、かねてから1/4ほどと言われていた重症の寝たきりの患者は、30%という数字が出て、1/4より少し多めとなっています。
意外だったのは、75%もの人が強い痛みを感じているという点。線維筋痛症との合併例がかなり多いということなのでしょうか。
最少年齢が11歳で、就学時に発症した患者のことが触れられている点からすると、小児期発症の慢性疲労症候群患者のデータも含まれているようです。そのうち半数以上が不登校になっていることがわかります。
最高齢が84歳というのは、驚きましたし、相当辛い日常を送っておられるのではないかと感じました。
ちなみに、この実態調査の251人のデータには、わたしも参加しています。もともと100人を目指しているとのことでしたが、ずいぶん集まったようですね。