東北大学病院 漢方内科のフェイスブックページによると、慢性疲労症候群に漢方が効いた例があり、第11回疲労学会で発表したそうです。
今回発表された症例で使われた小柴胡湯、黄連解毒湯は、共に抗炎症系の漢方薬だそうです。
小柴胡湯…胃腸や肝臓、呼吸器の働きを改善し、体の免疫機能を調整し炎症をやわらげることにより、体の疲れをとり、病気の回復を助ける。(中間証向き)
黄連解毒湯…体の熱や炎症をとり、機能の亢進をしずめる。のぼせ気味、血圧が高めの人に向いている。 (実証向き)
5月15~16日、山口市でおこなわれた第11回日本疲労学会総会で、沼田健裕助教がミニシンポジウムおよびポスター発表をおこないました。 1年半以上も微熱および全身倦怠感に悩まされ、朝は起きられず週に1-2回程度しか通学できなかった女子学生が...
Posted by 東北大学病院 漢方内科 on 2015年5月18日