脳の画像データを使って、うつと統合失調症を判別する方法を国立精神・神経医療研究センターのグループが開発したというニュースがありました。
うつ病と統合失調症 判別方法を開発 NHKニュース |
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MRI画像を用いた統合失調症とうつ病の鑑別方法を開発│プレスリリース詳細 | 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター
うつと統合失調症の鑑別については、以前から先進医療の光トポグラフィ(NIRS)が話題になっていましたが、MRIでも見分けられるようになったということのようです。
5人の女性統合失調症患者と25名の女性うつ病患者の脳の形の違いを、MRIを用いて測定した結果、およそ8割の正確さで2つの疾患を鑑別できたそうです。MRIで鑑別する方法を開発したのは、世界で初めてだとされています。
28の領域のうち、視覚や聴覚に関わる部分と、視覚や聴覚の情報を伝える神経がある部分、それに恐怖などの感情に関わる部分の3か所で違いが確認できると書かれています。
慢性疲労症候群も見分けられるようになるといいのですが…。