線維筋痛症の痛みは運動で悪化することはなく、長期間、軽度から中程度の運動を続ければむしろ症状が軽減するというニュースがありました。多くの人は1-2週間でやめてしまうため、効果が感じられないそうです。
この記事の中には、「同疾患は中枢神経系の機能異常による疼痛処理障害である」という言葉があります。同様の中枢神経系の病気とされる慢性疲労症候群(CFS)でも、段階的運動療法(GET)が勧められています。
慢性疲労症候群には認知行動療法や運動療法の併用が効果的(2011.2.24掲載)
段階的運動療法は、徐々に患者の運動レベルを上げて体力を向上させることにより、疲労および身体障害を軽減させる治療法である
…CFS患者はエネルギー量が極めて限られており、閾値(threshold)を越えると再発するのでその範囲内で治療に取り組まなくてはならない点に注意する必要がある」
わたしも運動が、続けてはやめる状態になってしまっていますが、確かに続けているうちは効果があるので、あまり気負わずに継続したいと思います。