還元型コエンザイムQ10が慢性疲労症候群を改善するという二度目の報告がありました。表題ではコエンザイムQ10ですが、“還元型”であることには注意が必要かと思います。
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慢性疲労症候群に対する還元型コエンザイムQ10の改善効果について | 最新情報 | 株式会社カネカ.
前回の検査は、慢性疲労症候群患者20名(男性5名、女性15名、平均年齢36.8歳)に対して、還元型CoQ10を1日150mgずつ2カ月間投与し、うつ症状の改善、睡眠時間の延長、計算課題の正答率の増加がみられたというものでした。
【10/31】還元型コエンザイムQ10が慢性疲労症候群(CFS)に効果的! |
今回は慢性疲労症候群患者31名(還元型CoQ10群17名、プラセボ群14名)で、還元型CoQ10還元型(150mg/日)を3カ月間投与し、計算課題の回答数・正答数の有意な上昇、中途覚醒回数の有意な減少、自律神経機能の低下の抑制が認められたそうです。
前回とは違うのは、ダブルブラインド試験(二重盲検法)が使われていることだと思います。
今回の試験結果から、還元型CoQ10による慢性疲労症候群の改善効果が確かなものであることが明らかとなった
と書かれています。
コエンザイムQ10は、最近子どもの線維筋痛症と密接に関わっていることも報道されていました。
【7/16】子どもの線維筋痛症とコエンザイムQ10 |